空からマイルが降ってくる

マイルが簡単に貯まる方法・節約・投資に関するブログ

ANA特典航空券の座席数一覧!

f:id:nenkin-mile:20170612233123j:plain

 

マイルを使って無料で飛行機に乗るためには、貯めたマイルを特典航空券に交換しなければなりません。 しかし、みんながみんな特典航空券を使って無料で乗られてはANAとしても利益が出ません。かと言って特典航空券を全く作らなければANAマイルを貯めてくれる人もいなくなるし、何より有償で飛行機に乗ってマイルを貯めているビジネスマンやお金持ちに離れられてしまいます。 そこで航空会社はお客があまり不満を持たず、また自社の利益への影響が少ないそんな絶妙なバランスの座席数を用意する必要があります。
そこで考えるのが

1マイルの価値

特典航空券の価値は座席を用意する航空会社にとっても、発券する私たちにとっても重要なものです。 航空会社は少しでも価値が低い航空券にマイルを交換して欲しく、逆に私たちは少しでも価値が高い航空券にマイルを交換した方がお得になります。
例をあげてみます。
子どもが夏休みに入る7月中旬以降(繁忙期)の設定です(私が調べた時点の航空料金)
①宮古島 羽田~宮古島の航空券は往復4万円(旅割55)です。これをマイルで予約しようとすると2万マイル必要になります。これを航空券代÷必要マイル数で計算すると1マイルの価値は2円になります。
②ハワイ 成田~ハワイの航空券は(税金・燃油サーチャージ含まない)エコノミー11万3千円・ビジネスクラス28万5千円です。 これをマイルで予約しようとするとエコノミー4万マイル・ビジネス6万5千マイル必要になります。 これを先ほどと同様の計算をすると1マイルの価値はエコノミー2.82円・ビジネス4.38円となります。
宮古島とハワイを比べた場合の1マイルの価値は 宮古島<ハワイ・エコノミー<ハワイ・ビジネスクラスの順になります。

これを航空会社の視点で考えてみます。

宮古島は2席8万円で売れます。ハワイ・エコノミーは1席11万3千円で売れます。交換マイルは両方4万マイルです。 4万マイルで宮古島2席と交換されたら8万円の売り上げを失います。ハワイ・エコノミーに交換されたら11万3千円の売り上げを失います。
航空会社としてはどちらに交換してもらいたいでしょうか?

宮古島ですよね。 そこで航空会社は初めから宮古島の特典航空券を多く用意し、ハワイ・エコノミーを少なくします。ましてやハワイ・ビジネスクラスはさらに少なくします(ビジネスクラスをバンバン取られでもしたらとんでもない売り上げ減ですからね) 。
こうして特典航空券の座席数はハワイ・ビジネス<ハワイ・エコノミー<宮古島となります。 実際、繁忙期のハワイ・ビジネスクラスは座席数に対しライバルがあまりに多過ぎて中々取れません(繁忙期以外は取れます)。

そこでマイル利用者は、まずハワイ・ビジネスクラスを狙いますが取れない→ハワイ・エコノミーも取れない→宮古島なら取れる。良し!今年は宮古島に行こう!!という考えになります。こうして航空会社は自然とマイル価値の低い方へ誘導していきます。
こう考えるとマイルは本当に良く考えられた制度ですね。 まずビジネスクラスを0にしないのが上手です。 マイルを貯めても乗れるのは エコノミーだけ! というよりは ビジネスクラスにも乗れる!という方がマイルを貯めるモチベーションが格段に上がります(私はその典型例です)。 また第一希望が取れなかったとしても、代替案である宮古島の特典航空券を多く用意することで、せっかく貯めたマイルが全然使えない!という不満を抑える上手い落とし所を用意しています(先ほどから宮古島は例えとして挙げているだけなので宮古島が好きな方には申し訳ありません)。

もちろん私たち利用者はマイルの価値というお得の尺度だけでなく自分が行きたい場所を予約するのが一番です。現に私が1月に行ったグアムはハワイに比べるとマイル価値が低いと言われていますが、自分が行きたい気持ちにはマイルの価値以上のものがあります。 これはあくまで航空会社の狙いだと思って下さい。
ここから分かることは・・・

 

特典航空券は目的地や搭乗クラスによって座席数が異なる

ということです。そこで私は海外旅行が好きなので主要な都市の特典航空券の座席数を調べてみました。
条件は
①ANA一般会員で検証
②ANAマイルで行ける(スターアライアンス・提携航空会社含む)
③羽田・成田から直行便で行ける
この3点です。f:id:nenkin-mile:20170528130847p:plain結果は注)座席数一覧はあくまで私が確認できたものです。

当然どこの都市もマイルの価値が低いエコノミーの座席が多く次いでビジネス、ファーストの順に減っていきます
また、一覧を見ると自分の行ける都市・目標が見えてくると思います。 私の場合、マイルさえ貯まれば夫婦2人でロサンゼルスにファーストクラスで行けます。しかしロンドン行きのファーストクラスは1席しかないので、どう頑張っても2人でファーストクラスは不可能です。
一人がファーストクラスでもう1人がビジネスクラスで行くしかないですね。繁忙期以外でしたら別のクラスで行くことも可能ですが、繁忙期は予約開始と同時にファーストクラスを予約出来たとしても、次にビジネスクラスを予約しようとした時はファーストを予約をしている間に他のお客にビジネスを取られている可能性が高くまず予約出来ません。

同じようにハワイに家族3人でビジネスクラスで行きたいと思っても、そもそも2席しか用意されていないので3人で乗ることは不可能です。真夏のハワイに3人で行きたければ最初からエコノミー3席狙いで行くべきです。あるいは上級会員になってビジネスの開放数を増やすかです。(1ヶ月前に4席開放されますがそれは座席が相当数空いている時です。繁忙期は有償の空席自体ほとんど無いため一般会員に開放されることはまずありません。)

検索して感じたこと
①搭乗1ヶ月前などは特典航空券用の座席が開放されやすい 。
海外旅行の場合、多くの方は旅行会社を通すにしろ自分で手配するにしろ2ヶ月・3ヶ月前、早い方はもっと前から予約します。早く予約する理由は飛行機は発売開始から数ヶ月間高く、その後数ヶ月間下がり、搭乗日の1ヶ月前くらいから再び値段が高くなるからです。
仕事で乗る人は別ですが個人旅行であえて直前に高い金額で行く人は少ないですよね。そうなると、1ヶ月前に空席が目立ち埋まりそうもない便はそのまま誰も乗せないより、特典航空券として開放してマイルを貯めている人に乗ってもらい満足度を高めた方が良いと判断します。

②ビジネスクラスよりファーストクラスが取りやすい
ニューヨーク(レギュラーシーズン)にマイルで行く場合ビジネスクラスだと8万5千マイルですがファーストクラスだと15万マイル必要です。私が適当に検索した日はビジネスが87万円でファーストが210万円でした。
値段が倍以上違うのでマイルが倍近いのは妥当ですが、15万マイル貯めるのが難しい、あるいは15万マイルあれば他の所にビジネスで2回行く。という人が多いんだと思います。

③ハワイが取りやすい
人気と言われているハワイですが、直行便が1日3便(ユナイテッド含めば4便)もあり、全ての便で同じ座席数が用意されているので繁忙期を外せば1日1便しかない都市より取りやすく感じました。1番取りづらかったのはパリ・ビジネスクラスで、次がフランクフルト・ビジネスクラスでした。
尚、ハワイは今後A380という世界最大の飛行機を3便全てに導入予定のため、導入されれば座席数が大幅に増え=特典航空券も増えることが予想されます。真夏のハワイでも取りやすくなると良いですね。
④基本は予約開始日である355日前に予約(あるいは330日前に予約)
出発日近くで開放されるのはあくまで席が空いている時です。エアカナダやルフトハンザなど繁忙期は取れないと思っておいた方が良いです。

関連記事

www.sorakara-mile.com

www.sorakara-mile.com

www.sorakara-mile.com

 


スポンサーリンク

 


にほんブログ村

https://blog.hatena.ne.jp/nenkin-mile/nenkin-miles.hatenadiary.jp/edit?entry=17391345971655917149&publication_type=page